the Black Catのスタジオのお話
どうも、SATSUKIです!
今日はマニアックにどんな環境でレコーディング活動をしているか、を紹介しようと思います!
まずはスタジオの全貌
写真は去年始。今の現状と少し違うのですが、大体こんな感じです。
六畳一間です笑
お金かかってるとは言うモノの、一括で揃えられるような経済力は持ち合わせておりませんので、長い時間かけてようやく、らしくなってきました。
PC
PCについて初めのブログでも紹介しましたが、「CPU」「メモリ」が非常に重要になってきます。CPUは人間で言う頭脳。メモリも似たようなものですが。
音の信号と言うのは、実際は非常に複雑で情報量がかなり多い。
アナログ(音の波形)を0・1の信号に変換(デジタル信号)して、且つ、0・1の信号をアナログに変換しなければいけないので、処理能力と言うのは非常に重要なポイントです。
このスタジオ(Cat Hand Studio)に導入しているPCはオーダーメイドです。
市販スペックではないのですが、このPCも3年目。もうそろそろ「古い」と言われるお年頃になってきました・・・しかしバリバリの現役です!
スペック的には・・・簡単に書くと
CPU・・・Intel Core i7-6700K @4.00GHz (ブースト時、4.3GHzまで出た)
メモリ・・・32GB
システムSSD・・・500GB
データSSD・・・500GB
バックアップHDD・・・1TB
バックアップHDD・・・1TB
バックアップ外付けHDD・・・2TB
バックアップそんなに必要?と言われるかもしれませんが、自分たちの曲だけじゃなく、依頼楽曲やら仕事のデータも入ってるので万が一何かあったらバックアップ取れてないと・・・ね?
あと、採用しなかった曲でも他で使えたり、のちのちこのユニットで使える曲に変貌する可能性もあるわけで。バックアップは必須です!
オーディオインターフェース
こちらも前回のブログで記載した通り、MOTU / 896mk3を使っております。
多チャンネルinの多チャンネルout。少なくともうちの六畳のスタジオでも、少ない時は2チャンネル・多い時で6チャンネル同時でインプットを使用します。
アウトプットもメインモニターやボーカルブースへのオケ返しとボーカルモニター、やはり5チャンネルは余裕で使用している現状から、このインターフェースにしています。
楽器業界に長くいると、「どのタイミングで安くなる!」とかパターンがあるので、そこを狙って導入しました笑
これは当スタジオでは4年選手になるのかな?
マイク
マイクはねぇ、厄介。笑
理由を言う前に、スタジオで使っているマイクを紹介!
右上・左上・右下・左下から・・・
NEUMANN / TLM103
SHURE / BETA57A
BlueMicrophone / Spark
WarmAudio / WA-47jr
恐らく知ってる人からすると「大したもん使ってないじゃん」となるでしょう。
ええ、欲しいですよ、ちゃんとしたヤツ。でもお高いんです泣
本場のレコーディングスタジオやメジャーアーティストが使ってるマイクって、1本25万軽く飛び越えちゃうお値段になります。下手したら、宝くじで100万当たっても買えないものもありますよ。ホントびっくりなマイク業界。
しかし、ここで僕がお勧めするのは、うちで使ってるTLM103とWA-47jr。
TLM103は13万前後ですが、意外に秀逸。コスパ素晴らしいし、持ってるレコーディングスタジオは地味に多かったり。
WA-47jrは3万前後ですが、これも価格の割にはかなり使える。下手に5万以上出して買うより断然お得な感じ。普通に使える。
※あくまでも個人的な印象。
スピーカー
僕はリスニング用とモニター用と完全に分けてます。
一番上は、自作スピーカー。3way。なので価格はないです笑
白いやつが、YAMAHA HS7Wです。
「なぜ横向きにおいてるの?」
とスタジオに遊びに来た人達は言います。何故かと言うと、
「耳の位置と同じ高さにするため」
これにつきます。
耳の位置にスピーカーの中心線が来るようにすると、より鮮明に音の判別がつきやすいです。そして、位置によって音に変化があるので、モニターするスピーカーは耳の位置に来るようにセッティングしてあげると、音の調整もし易くなります!
こう見えて、自作のリスニング用スピーカーも耳の位置に来るように、奥の方にかさ上げして傾けてるんですよ!写真じゃわからんけどっ!笑
しかし、もう一つ大切な事とすれば、スピーカーの鳴りや部屋鳴りを「フラットにする」事が何よりも重要です。当スタジオは防音も最低限なので、キャリブレーションソフト(音響較正ソフト)を導入してます。Sonarworks / Reference 4です。
デスク
さ、皆さんスピーカーの話の時に「耳の位置と同じ高さにするため」と言うところ。
このスタジオのデスクも自作なのですよっ!売ってないからねっ!笑
デスクの一番上の天板に、横向きに置いたスピーカーの中心が自分の耳の位置に来るように設計したんです。それに伴い、スピーカー下&ディスプレイサイドにあるラック機材の操作性を高めるために傾斜に。モニターディスプレイも下が作業用。上がモニタリング用。と使い分けてます。
ラック機材
今の時代、ラック機材を持ち運んでライブする人はめっきり減りましたね。
けど、レコーディングの場合はそうもいきません笑
デスク左側。
上から
FURMAN / M-8X2 (パワーコンディショナー)
TEAC / パッチベイ (TS/TRSパッチベイ)
ART / DIST4 (Guitar PreAmp)
BBE / 482i (マキシマイザー)
GENZ-BENZ / SHUTTLE 6.0 (ベースアンプ)
デスク右側。
上から
FURMAN / M-8Lx (パワーコンディショナー)
ART / P16 (XLRパッチベイ)
MOTU / 896mk3 (オーディオインターフェース)
Universal Audio / LA-610mk2 (マイクプリアンプ)
電源
実は大事な電源。一般家庭コンセントは100V。けど、大体は96~98V若しくは100V ±2Vの変動が常に起きています。
そこでパワーコンディショナーを導入していたわけですが、意味がない。なので、コンセントから供給した電圧を昇圧させる、昇圧トランスを導入しています。
115Vまで昇圧させることができるトランス。
これにレコーディング機材やPCに供給。
一応、115V程度までなら国内の電化製品は耐えられますが、保証外とされることがありますので、個人の責任でお願いしますね。笑
たった15Vの違いでも、音や駆動にかなりいい影響を与えてくれています。
はっきり言ってこれを導入してから、スタジオ内のサウンド、仕上がりのサウンドは格段に違いました。
それほど、電源って大切なんです。
後は竿(ギターやベースの事)たちですね。
ベースは
Sadowsky / MS4 Proto (メイン)
YAMAHA / RBX-JM6 (サブ)
無名 / PB (8割改造したほぼ自作機w)
ギターは
Fender Custom Shop / Stratocaster 56 Reric (メイン)
AriaPro2 / MagnaシリーズのSSH (6割改造:サブ)
アコギは
Fender / Ron Emory Loyalty ASH
ざっとこんな感じです。
その他にも使ってるソフト関係とか、実はベース用エフェクター作ってるとか、この他にもPCが設置してあるとか、まだまだ紹介しきれませんが...兎に角、主要部分はこんな感じです!また改めてご紹介すると思います!
そして、質問や相談など気軽に言ってくださいね!SATSUKIが親身になってお応えしますよ!
the Black Cat / SATSUKI