これからの音楽人としての在り方
どうも、SATUKIです。
今日は、あくまで人づてに聞いたり、色んなメジャーの方々の特集記事などを読んだりして、あくまでも「個人的な考え」を記していこうかなと思います。
しかしこれは、これからミュージシャンを目指す方々にとって非常に重要な事の一部を話すことになると思います。
ですが、あくまでも一個人の見聞きしたうえでの考え・意見です。
鵜呑みにしないでくださいね。
これまで、「プロミュージシャンになりたい!」と言う声を何度も耳にしてきた中で、これからの時代、今までのやり方では通用しないことの方が多くなってきた気がします。
とある有名プロデューサーの方のインタビュー記事などが最近やたら回ってきます。
その中で触れられている事が大きく2つあります。
制作費の削減
ストリーミングの推進
●制作費削減に関して
インディーズやメジャーに所属すると言う事は、いわゆる「契約社員」的な位置になります。が、かなりの歩合制です。固定給が発生するところもありますが、そこは大手メジジャーでしかも成績も優秀なアーティストのみでしょう。
その他は・・・メジャー所属してもバイトしている方々もいっぱいいるのが知られている事ですが、着地点はそこじゃありません。
所属していると、成績により制作費なるものが支給されたりするそうです。
しかしそれはアーティストごとではなく、プロジェクトごと。
いくつかのアーティストを取り持ったプロジェクトに、です。
そこで成績の優秀なアーティストからレコーディングに際し、専門スタッフや場所をその制作費で補うと言う事です。
...と言う事は、所属が決まっても直ぐに華やかな場所なわけがない。
どこにも所属していない時と何ら変わりません。が、そこでもライブハウス動員を延ばしたり、CDや物販の売上、話題性を作れたら、少しずつ事務所側からの援助が受けられる。と言う事。
つまり、制作費が削減されていると言う事は、そのフルイがより厳しくなってきていると言うのが現実です。
何故か
理由は簡単。
一昔前ほどCDが売れなくなっている。
ライブハウス離れが加速している。
この二つです。
ここで「だから集客が難しいんです」は単なる言い訳。
集められるアーティストは集められるんです。
しかし、削減していっている傾向がありながら、デビューして行ってるアーティストも数多いですよね?なぜか分かりますか?最近はとある事が出来るアーティスト割合的に少しずつ増えています。
「何が?」となってたら、自分の活動だけじゃなく世間で人気のアーティストなどにもっと目を向けてください。
●自分で作詞作曲は当たり前として、「自分でその他の制作が可能」と言うアーティストが多い。
●そしてそれをより多く、世間に発信し続けている。
これが大きいですね。雇う立場からしても雇いやすいですよね。
楽曲制作→レコーディング・デザイン→プレス・印刷業者へ発注まで、そのアーティストだけでやれるのは経費削減につながりますよね?それができるアーティストが増えてます。
雇う側からしても、「浮いた分で広告・マネジメントに力を入れよう!」となります。事務所は本来、そこが一番力を発揮します。
そして初めて成績が付いてきます。しかし、雇われるか否かは、それまでの成績も見られますので、決して今のままでは不可能なのでご注意を。
●ストリーミングの推進。
正直、今、色んなアーティストの中で、ストリーミングに関してはネガティブらしいです。
何故か。
バック(収益)が極端に少ないから。
配信業者にもよりますが、ストリーミングの場合、300再生前後で1円。(まだ不確定のようですが、これくらいと言われています。)
「300再生くらいあっという間だろ!」と思われがちですが、再生ボタンを押した数じゃないです。再生しきって1再生と言うカウント、もしくは累計再生時間が曲総時間と同じ分で1カウント。(と思った方がいいようです。確定ではないらしいので。)
そしてそれを一日10回再生。一か月で300再生以上になりますね。これで1円。
でも、人を集められる人、影響力を持っている人であれば、1日10人に10回再生してもらえたとすれば、3日で300再生が見込めますね。(極端すぎますが・・・笑)
一日1再生だったとしても、再生してもらえる人数という絶対数が多ければ多いほど、300再生はあっさり行きますね。
と、とある有名プロデューサー曰く「日本はストリーミングの普及が世界でも遅れている。だからストリーミングで提供する側の数が少ない。だから収益も少ない。けど、今後先の事を考えると、今ストリーミングで提供する立場に回れば、あとで参入する人達よりも多くの経験を積むことができる。そして、収益の面でも提供する側が増えれば増えていく。現にアメリカでのストリーミングによる売り上げは、CDに勝るとも劣らない。」
と言われています。
さぁ、ここに最初の議題の製作費削減の話を盛り込むとどうでしょう。
ストリーミングに関しても、それをアーティスト自身が直前まで完結できるとしたら、事務所側の出費は減り、本来の自分たちの得意な仕事に全力を出せる。お互いwinwin。
そうなると、アーティストの取分も増えますね。
そしてもう一方で増えているのは・・・
フリーランスでの音楽活動。まぁ、あえてどこにも所属しないで活動する事を指すんですが。
僕らもそうです。office Music Catと言う門構えがありますが、それはあくまでも配信などに際して必要なレーベルであるわけです。the Black Cat=office Music Catと言っても過言ではない。現にPが居ますが、僕らにとってはメンバーです。そして、Pの仕事もレーベルが必要。そう、共同運営なんです。
事務所と言うところに、おんぶにだっこの時代はとうに過ぎています。そこに夢を見ても叶わない事の方が多い。だからこそ、これからの時代は「自己発信の時代」と言われているのかもしれません。
上記では偉そうになんやかんや話しましたが、僕らもまだまだこれからなんです。
けどこうやって音楽業界の流れなどには、必ず目を通した方がいいですね!ヒントが転がってますよ!
またコッテリしてしまいましたね!あっさり路線に替える気はないですよ!笑
では、また!
the Black Cat / SATSUKI