SATSUKI流の失敗しない楽器の探し方。
Updated: Aug 2, 2019
どうも、SATUKIです!
夏休みに入った学生さん達は兎に角出向く「楽器屋さん」。
常日頃、まっすぐ帰宅せず「楽器屋さん」に寄って、情報集め、強かにボーナス一部へそくりとして貯めて、家に帰って隠し込むまでのスリル感を味わう社会人の方々・・・
そこで誰しも味わう、数年後に「こんなんやったっけ?」って感覚。
買った後も、メンテナンスや調整を怠ると、余計に「あれ?」って感覚が強くなってしまいます。
だからまた「新しいのが欲しい・・・」と無限ループに陥るのです・・・
そこで!
僕なりの楽器の探し方をご紹介しようと思います!
リサーチ前に・・・
これはかなり重要です!まず一言言わせて下さい。
流行重視の欲求は排除してください!
何故かと言うと、音楽も流行り廃れがあります。それと同時に楽器にも流行廃れがあります。ここで流行に乗る際は・・・「流行る前から気になっていたか」の有無になります。
もし、流行る前から気になっていたのであれば、それはそれでいいです。
が、
そうではない方!
流行が廃れてしまったら、恐らくその楽器も「飽き」てしまいます。
ここで無限ループの一つが見えましたね笑
リサーチ前①・・・例としてここではエレキベースが欲しいとします。
まず欲しいもの、ではなく、
「必要なもの」
を絞り込んでください。
〇4弦?5弦?6弦?7弦?
〇Jタイプ?Pタイプ?PJタイプ?HHタイプ?SHタイプ?ピエゾ?
〇ロングスケール(ベースでは普通)?スーパーロング?ミディアム?ショート?はたまた33inch?
〇国産?海外産?ハンドメイド?カスタムオーダー?フルオーダー?
決まりましたか?ちなみに僕は・・・(スルーで構いませんw当てにならないのでw)
〇5弦〇HHタイプ〇ロングスケール〇海外カスタムオーダー
実はここら辺でかなりメーカーもモデルも絞られてきます。
そしてその次に・・・大事な大事な・・・
リサーチ前②・・・
大枠の予算設定!(多少上下することも考慮してください。)
リサーチ前③・・・
ここで、今までで気になっていたベースを10本くらい選び出してください。
それをリサーチ前①で絞り込んだ「必要なもの」を満たしたベースを片手に収まるくらいまで絞り込んでください!(どうしても絞り込めないときは、カラーや木材などを追加して絞ってください。)
リサーチ前④・・・
勿論先の事なんてわかりません。分かりませんけど、先の事を考えてみて下さい。
そうすると、この時点で「買わなければならないもの」か「別に買わなくてもいいもの」の二つに分かれます。
ここで覚悟を決めて下さい。実際に「買う」のか「買わない」のか。
ここで「買う」を選択したとしても、実際にモノを弾いた時に、また「買わなければならないもの」なのか「別に買わなくていいもの」なのかを考えられるので、そこまで気合い入れる必要はありません。
リサーチ開始!
いよいよですね・・・!ですが、まず初めからここまで考えないでしょ?
え?それは普段から考えてるから?それがちょっと視界を曇らせるんです!なので、リサーチする前に冷静に楽器を見ていない状態で考えるのがいいんです!
ここでまた一つ言わせて下さい!
「ネット販売店」と「楽器屋さん」での価格の違いはあって当然ですが、
楽器は一つとして同じ個体は存在しえません。
なので、一番は弾いて触って確認できるところで買う事をお勧めします。言い方変えれば「ご指名のお持ち帰りです」。ネットと実店舗の価格の差は「指名料」の有無と思った方が心は軽くなるはず・・・だって、指名した方が安心やん・・・(コラ)
リサーチ開始の直前のリサーチ
これが僕の中で上位の重要さで、各楽器店でも担当スタッフの得意が違います。それは、ベースが得意か否かではなく「メーカーごとの知識」です。
僕が楽器店員の頃はベース専門の担当だったので、勤務当時のベースメーカーと志向やコンセプトや歴史などは嫌と言うほど学んでましたので満遍なく展開していました。
それはともかく、それだけスタッフの知識量によってそのお店で買う事の利が生まれます。もっと親身なスタッフを捕まえられたらラッキー!「お探しの物は、おそらくこれじゃなくて、○○の○○ってお店の○○ってスタッフに声かけたら出してもらえるかも・・・」とかあるかもです!僕がスタッフの時はやってました笑
だって、他店はライバルだから調査しに行きます笑
話がそれてしまった・・・そう、店舗ごとに色んな特異を持ったスタッフがいます。なので、口コミやデジマートなどで「このメーカーの事になるとすごく説明が密に書かれてる・・・」などを調べておくのもいいでしょう!
はい、これで、お目当てのベースなどにかなり近くなってきましたね。
でもタイトルの答えにはまだたどり着きません。
とりあえず絞り込んだベースがおいてるお店で試奏させてもらいましょう!
試奏!
ここで本題と言うよりか、失敗しにくい探し方があります!
それは・・・「むやみやたらに弾かない」です。
そして試奏前にアンプのEQはフラットになってるか確認します。
さて、
ポイントは3つ!(これが一番重要!)
〇各弦開放~5フレットまで一つずつ、低い音から高い音まで鳴らす。できれば白玉で。
そして特に5弦などの多弦の場合、5弦開放と1フレ、2フレの音階感は必ず聴き分けやすいか否かに重点を絞ると尚良し!
〇12フレットから上の弦も音の明瞭さやピッチの安定感を見る。
〇あとは、手癖フレーズで弾くんですが、ここでピッキングの弱から強のレスポンスやどれだけピッキングに対して再現性を持ち合わせているのかを判断。
これでおしまい。
え?弾きやすさ?それは「弦高調整やネック調整」で改善されることがほとんどなので、ネックのグリップ感とボディーの安定性を見るくらいにしましょう。
え?サウンドキャラクター?そこまで話をすると話が長くなるので割愛しますけど、簡単に言うと「個人で弾く」のか「アンサンブル(バンドなど)」で弾くのかによって視点が違いますので、そこを踏まえた上でサウンドキャラクターに目をやりましょう。
この手順で他のメーカーで気になっているモノとかを試奏させてもらいましょう。
そうするとおのずと「これかな」「これはないな」がはっきり分かれてきます。
もし、満たされない場合、その旨を伝えたら、自分の求めてるものに近いベースを持ってきてくれるでしょう。
そのベースが気になったら、もしくは、これなんだけどなんか違う・・・場合は場所を変えて同じ機種のある店舗へ行き、同じ機種を弾いてみましょう。
これだけで絶対、違いが分かると思います。
が、その日で買うのは控えましょう。「衝動買い」になってしまいます。
日を改めて下さい。その、日を改めてる間に、お勧めされた機種の事やメーカーの事などをリサーチするのがいいでしょう。若しくは序盤に没にした機種を逆に引き合いに出すのも面白いと思います。
この繰り返しで、お目当てのベースを手に入れました!おめでとうございます・・・と、言いたい所ですが、
ここで安心してはいけません。
僕の経験上、購入後半年から1年は超こまめにネック調整をして下さい。(自信がない場合は費用が掛かることがあるかもしれませんが、買ったお店でチェックしてもらってください。)
これをするのとしないのとじゃ、2年目を迎えた時のベースのサウンドが変わります。
手入れをしっかりしていると、サウンドはいつまで経っても買った時と大差ない。けど怠ると「あれ?こんなに音像ぼやけてたっけ?」とか、色々問題点が出てくると思います。
調整だけじゃなく、保管方法などもシビアに見てあげて下さい!実は購入後のこれらが、このブログの二番目に重要な事。
さて、それから数年が経ちました。
満足してます?新しいベース欲しい?
それは個人の未来の状況により蹴り変化します。
が、確実に以前の違和感は薄れていると思います。
これが失敗しない楽器の探し方・買い方!
勿論、バンド組んだ、とか、加入した、とか、解散した、とか、それぞれで必要なものが増えるのは当然です。が、この探し方してたら、先でも押し入れの中に入りっぱなしがなく使える楽器になるのです!
参考になりましたか?
どうしても「迷ってるんです~」とか「これって実際・・・」とかありましたら、Twitterにて相談受け付けておりますので、お気軽にご相談下さいね!
the Black Cat / SATSUKI